読書感想『フーガはユーガ』
お久しぶりです.
だいたい2ヶ月ぶりに記事を書いています.
毎日更新していた頃には考えられないような感覚を味わいながら書いていますが,
それもまた一興だと思いこみながらも,
いつも通りのんびりと歩んでいきたいと思います.
いくたんです.
『フーガはユーガ』 著:伊坂幸太郎
あらすじ
主人公は双子の風我と優我です.
2人は幼い頃から暴力的な父とそれを諦めた母の元で生活を送っています.
ある誕生日のことでした.急に2人の位置が入れ替わったのです.
それから誕生日が終わるまで2時間周期でその現象が起こりました.
双子が手にした類まれな能力を活用しながら,
恵まれた環境とは言えないい家庭で過ごしている不運な境遇と向き合いながら成長していくツインズストーリーです.
感想(ネタバレ注意)
いくたんと伊坂幸太郎さんの作品との出会いは,
友人に勧められて読んだ『ゴールデンスランバー』でした.
その後に『AX』を買ったのですが,友に貸したまま未だに読めておりません.
『AX』を買った時も今回の『フーガはユーガ』を買った時も,
たまたま立ち寄った本屋さんで新作が第一版で出ていたので気になり手に取ったという運命的な出会いがありました.
過去作の『ゴールデンスランバー』のラストは100%ハッピーエンドと言えるものでなかったと,いくたんは記憶しています.
今回の『フーガはユーガ』のラストも完全ハッピーエンドと言えるものは待っていませんでした.
幼少期,思春期,青年期のような時系列で物語は進んでいきます.
そのポイントポイントで双子に困難が襲いかかり入れ替わりを活用しながら生き延びていきます.
どちらがフーガでどちらがユーガなのか,
よもやどちらもがユーがでありフーガでもあるのか
読んでいながら頭がぐちゃぐちゃになっていく様子を楽しめる人向けです.
恵まれていないのが当たり前の双子から見る
世間でのありふれた日常生活からあなたは何を見出せますか?
ぜひ読んでみてください.
P.S.
レンタル希望はいくたんまで
0と1は違うんだ
1にさえなってしまえばただ進み続けるのみ
あなたが笑顔になりますように