読書感想『神のダイスを見上げて』知念実希人
三月も下旬になり桜の開花が近づいてきました
平成最後の春が訪れようとしています.
今日も今日とてのんびりと過ごしている
いくたんです
神のダイスを見上げて
あらすじ
小惑星ダイスが発見され、専門家によって地球に衝突することが発表された世界。
各国の政府は混乱を避けるため、確証がないとして発表を否定するが火に油を注ぐことになり人々の間に不安が蔓延することに。
多くの人が最期の時を家族で過ごそうとしていました。
そんな中、唯一の身寄りであった姉(圭子)が何者かによって殺害された男子高校生(漆原)が主人公です。
周りからも異常と言われるほどの仲だった主人公と姉。
最愛の姉を失った主人公は復讐心にかられ犯人を自らの手で殺めることを決心
その時思い出したのが同級生の中で禁忌の存在とされ誰とも交流することがなかった四元。
四元にたのみ拳銃を手にして復讐を果たすため犯人を探し始めた主人公だったが、
姉の親友から「姉には恋人がいると言う噂がある」と言うことを聞かされる。
恋人が犯人かもしれないと考えた主人公は姉の所属していた天文学同好会の先輩を問いただすことに。
その後白だと分かり部屋を後にした主人公だったが、
翌日先輩が遺体で発見された。
また、姉は小惑星ダイスを「神」からの啓示として崇める怪しげなサークルに入っていたことがわかり犯人へとどんどん近づいていきます。
小惑星ダイスが地球に衝突し世界が終わる「裁きの刻」が迫る中、
主人公は姉を殺した犯人を探し出し復讐することができるのか...
感想
めちゃくちゃ面白い物語でした。
ストーリー全体がダイスが落ちてくるまでの1日ごとに区切られているので
一気読みせず隙間時間で読んでも流れを失うことなく読了しました。
「空っぽ」という言葉がこの本で一番共感できました。
主人公にとって全てであった姉を失い、空っぽになった
前々からいくたんは空っぽなんだよねー、という話を友にしたことがあったのですが、
何を失ったのか、はたまた何も得ていないのか、
どうなのかは分かりませんが、
この物語を好きになれた要因として共感できたということがいえますね(・∀・)
あっという間に読み切れるような量なので、
よければ読まれてみてください
以上、今日の#ikutaaanの散歩日記でした。
あなたが笑顔になりますように